南国市緑ヶ丘1丁目に高知県環境共生型モデルハウス(エコハウス)が平成22年4月18日にオープンしました。これは環境省の「21世紀環境共生型住宅のモデル整備による建設促進事業」に応募した北海道から沖縄までの自治体の中から20の自治体をモデル地域として選定し、環境省の補助金を受け、それぞれの地域の気候風土や特色を生かしたエコハウスのモデル整備や普及活動をサポートすることによって、エコハウスの実現と普及を促進させてゆくことをねらいとしているようです。
モデル事業の背景には、地球温暖化防止に向け世界全体でCO2の排出量を2050年までに少なくとも50%を達成するという目標が共有され、日本でも2050年までに60〜80%のCO2排出削減を目指す「低炭素社会づくり行動計画」が2008年7月29日に閣議決定され実現に向け動きが活発化しているなか日本の家庭部門からは、1990年度に比べて、2007年度には4割以上もCO2排出量が増加しているという現実があるため、全国的に省エネで環境負荷を少なくし快適な暮らしを実現するためのエコハウスを全国的に普及させなければならないという背景があるようです。
家庭で消費するエネルギーをすべて自然エネルギーで賄うことができれば理想ですが、現実には安定供給といった点で問題があります。殊に太陽光発電しかり、風力発電しかり、どちらも天候に左右され安定供給が現状では不可能です。(かなり性能の良い蓄電池が開発されれば話は別ですが)
結局、太陽光発電や風力発電を設置しても電力会社からの送電には頼らなければなりません。
いま日本国内では、省エネの家電製品が普及しているにも関わらず、便利で使い勝手によい電気エネルギーの需要は家庭内で年々増加しています。これは家電製品の増加によるものです。 ちなみに2006年主要国の一人あたり年間電力消費量は、1位カナダ(16,766KWh)、2位アメリカ(13,515KWh)、なんと3位に日本(8,220KWh)、世界平均(2,659KWh)[出典:「原子力・エネルギー」図面集2009]
このことから多くの日本人が電化製品に頼った生活をしていることの証左です。
私の小学4年生ごろまでは、木の枝や薪などを燃やして煮炊きするための調理器具の主役は「かまど」または「くど」と言うものでした。いつも台所でデカイ顔をしながら、主役の座を堅持していました。「かまど」で調理するときに、いつも決まって火の番をさせられたのは、私でありました。と言うか炎を見ながら暖をとるのが好きでした。木の炎は、心が落ち着きます。木質ペレットストーブの炎は心を癒してくれます。また、木の炎のところに家族、人が集まってきます。皆の心を癒してくれるのが木の炎です。
ほかにも木を燃料として活用したものに、今でもバーベキューのときなどで使う炭火の「七輪」がありました。さらに、お風呂を沸かすのも、もちろん木だったし、暖をとるのも火鉢や炭火の行火(あんか)でした。電気エネルギーを使ったのは照明ぐらいだけだったと思います。
その後、テレビや冷蔵庫、コタツ、ガスコンロなども我が家に入り込んできましたが、「かまど」「七輪」「薪風呂」は、その後も壊れるまで活躍していました。 昔は木材資源(木質バイオマス)エネルギーを中心とした経済活動が行われていましたので、CO2による地球温暖化の社会問題はありません。
木材資源は、成長する段階でCO2を蓄えているので、燃やしても蓄えた量のCO2しか出ないことから±0となり、木材(植物)資源はカーボンニュートラル(炭素量が中立的)と言われる訳です。
それにひきかえ、石炭及び石油燃料(化石燃料)は、1次及び2次産業革命以来、地下深い所で眠っていたカーボンを地上に採り出し経済成長の原動力として使われた結果、CO2が大量に大気中へ放出されました。それを吸収できるぐらいの森林を育ててなかったために温暖化を招いたわけです。
クリ―ンだと言われている電気も、国内における総発電電力量の70%もの電力量が化石燃料を燃やしながら得られている電気エネルギーであるわけです。電気を作るのにも発電所から大量のCO2を排出されている。この現実を知ると、ますます一人一人が家庭内でも省エネに努めなければならないし、木質バイオマスエネルギーへの利用転換をもっともっと加速しなければならないと思います。エコハウスがCO2削減の原動力になることを期待します。
「温暖化を止めるには、昔の時代へもどらんといかんがやき。化石燃料からの脱却をはかり、森林資源をエネルギーに使こうて、森林を育て山を元気にさせにゃいかんぜよ。化石燃料から吐き出されたCO2を土佐の山の84%のイキイキ育った森に吸収してもらおうぜよ。温暖化が収まるまでは化石燃料は使わんと木質エネルギーを使こうて家の湯も沸かそうぜや。ほんで、土佐から世界の空気の洗濯をはじめんかよ。そうじゃきに、みんなぁ〜で、やるしかないがよ!おまんらぁ〜、もう時間がないがぜよ。すまんけんど。わしに、ついてきとうせ。頼むき!」・・・
